貝島今宮神社
貝島今宮神社の始まりは、そもそも貝島の地が、今宮権現(鹿沼今宮神社)の社領で
あったために、鹿沼六十六郷の総鎮守今宮大権現の御分神として天和元年(1681)
貝島に分社を建立し「今宮権現」を勧請したのがそもそものはじまりです。当初は、
貝島南部の上殿境に祀られていました。そしてこの地を権現原と呼ぶようになりました。
その後、社殿が川下では恐れ多いとのことで、上手の現在地に遷宮することになりました。
遷宮の時期は、社前にある石碑によれば「今宮大権現 文政13年(1830)庚寅
年3月吉日」とあり、この時期と考えられます。
祭神は、大己貴命、田心姫命、味耜高彦根命です。町の鎮守として年々五穀豊穣
家内安全子育ての祈願としています。例祭は、九月九日(旧暦)で、現在は十月の第一週の
日曜日に例大祭が行われます。
画 像 | 説 明 |
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●神社本殿● 現在の社殿は、遷宮された社殿は、老朽化したため、昭和六十年(1985年)6月に改築 しています。社殿は、流れ造りで間口4.8尺(1.6m)、奥行4.5尺(1.5m) 高さ12.9尺(5.3m)で名前に相応しい立派な社殿となり、風格を一層増しています。 |
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●神社ご神木● 当神社には、数十本の樹齢三百年以上に及ぶみごとなご神木があり、当社の誇りと するものですが、老木となっており、中が空洞になっていたり、いたみがひどくなって おり、枝落としや、その他の対策が必要になってきています。 |
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●大権現碑● 社前には、「今宮大権現 文政13年(1830年)庚寅年3月吉日」 記された石碑があり、この時期に、この地に遷宮されたと考えられます。 |
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●社務所● 社殿に先立ち昭和五十年2月に吉原 明氏により建設寄進されました。 |
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●神社石碑● 神社の入口には、名勝・旧跡として昭和六十年建造の立派石碑があります。 当社は、鹿沼六十六郷の総鎮守今宮大権現の御分神として天和元年(1681年)貝島の 地に社を営み町の鎮守として年々五穀豊穣家内安全子育ての祈願とした。 例祭 九月九日(旧暦) 昭和六十年六月吉日建立 貝島町今宮神社氏子一同 とあります。 |